学校が休校に・・・

新型ウイルスの感染拡大が続いている中、皆さんも様々な不安や不便をいかに解消していくかに頭を悩まされていることは間違いなく、ここで何を書いても仕方のないことかと思いつつ・・・

以下、あくまで個人の見解として。

昨日、福岡県内の小中高や特別支援学校の多くが、首相からの要請を受けて臨時休校が決定されましたね。
子供たちが一番心に影響を受けているでしょうし、先生方も混乱が大きいと思います。

福岡市の特別支援学校もその例外ではなく、当社が児童の送迎を担うバスの介助員サービスも当面ストップすることになりました。
児童への感染拡大防止、安全確保を第一として休校するという考え方は理解できます。
でも、なんかちぐはぐした対応が多い。

学校本体は休校としながらも、一方では放課後児童クラブ(学童保育)に対しては時間延長や受け入れ児童の増員等も含め「しっかり対応しなさい」ということであったり、民間がおこなう障がいをもった児童が通う放課後等デイサービスにも似たような要請が。

これらのサービスでは支援スタッフの確保も大変だと思いますし、様々な感染予防策を講じていく必要が出てきます。安全確保を第一にあげるのであれば、多数の児童が集まる
これらの活動と、学校を継続することと何が違うのか?と思うのは私だけでしょうか。
早期対応を迫られる現場での混乱は容易に想像できるところです。

一部の地域では残念ながら既に感染してしまった児童がいることは報道されているところですが、そもそも、それ以外の地域では児童が感染源になっているような事実は聞いたことがありません。

休校が理解できないということではないのですが、大きな不安はもっと他にも。
大胆な出入国制限がなされていることでもないし、身近なところでは満員の通勤電車は相変わらずです。
飛行機や新幹線など長時間を密室で国内移動していることも日常であり、そんなことのほうが感染拡大へのリスクははるかに大きいのではないかと思えて仕方ありません。
当社は不急の国内出張は禁止にしました。

休校は当社(当社に限らすですが)の運営や社員の勤務にも非常に大きな影響があります。
先に書いた特別支援学校の送迎バスの介助についても、おそらくは休止期間中はその対価が行政から支払われることはないでしょう。
1ヵ月以上の休校です。1日で過ぎ去っていく台風による休校や、予め想定している夏休みなんかとは訳が違う。
会社として社員にどう対応していくべきか。

その他の職場でも、小学校低学年を中心とした子供さんがいる数多くの社員がいます。
在宅サービスで利用者の方々の生活をサポートしていくにあたっては、在宅勤務はあり得ない。
政府からは在宅勤務の要請も出されていますが、それが出来ない仕事に就いている方のほうが多いのではないかと思います。
子供さんを預けることができる先があり、安心して働ける方ばかりではない・・

今回の感染拡大では、休校からの影響の他にも会社としての課題は山積みです。
多くの企業でも様々な工夫、取り組みが始まっているところです。
当社としても可能な限り社員が安心できるような対応、環境整備をしていかねばなりません。
ここはしっかりとやっていきたいと思います。


しかしながら、あまりに唐突な今回の休校はどうなんでしょうか。
市民生活にどれだけ大きな影響を及ぼすことなのか、熟慮された上での政治判断、行政判断であったのかと考えてしまいます。賛否両論あるんだと思いますが。

いずれにしても、本当に早い時期での収束が望まれるばかりです。
医療や介護サービスそのものをストップせざるを得ないような事態だけは避けたい。

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麻生介護サービス株式会社の代表取締役社長 栁 倫明のブログです。

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