2018/04/19
こんなスタッフが1人でも増えてほしい
数日前、福岡の県立高校で「朝課外」が強制されているのではということが問題視され記事になっていました。朝7時半頃からの課外授業。全国では一般的ではないけれども、福岡県では40年以上前から定着しているとされています。
私が高校生の頃も数学や英語などの課外がおこなわれていましたが、最初の数回で行かなくなった記憶があります。
朝早いこともありましたが、内容があまりに難しかったように憶えています。
何のためにやるのか、よくわかっていなかったと思います。
周りにも目を閉じている同級生は結構いましたね。
記事で問われているのは「任意」か「強制」かということ。
ある教諭は「任意を徹底すれば勉強しない子はずっとしなくなる」と書かれていましたが、どうなんでしょうね?
本人次第だと思うのは私だけでしょうか。
本人が「勉強したい」「勉強しなければ」「友人に勉強で負けたくない」など意思が働けば進んで参加すると思いますが、イヤイヤであれば身につくはずはないと思うのです。
学校には、成績が上位の学校に負けられない、などの意思もあるように思えます。
でも、現役時代はクラブ活動等に熱中し、そんなに勉強もしなかったけれども進学目指して浪人時代にメキメキと伸びた人たちも多数います。
進学先をその学校の成績等で選ぶといったことが一般的なのかなとは思いますが、校風というか、学生たち自らが何を考え、どんな取り組みをおこなっているか等が前もってわかればもっと良いかもしれません。
優秀な指導者がいる常勝のクラブに入りたいがためにその学校へ行くこともあるかと思いますが、もっと強くなっていくためにはということを自分たちで考え、自ら動く学生が多いという学校、クラブも魅力的です。
本人次第、というのは社会人でも同じ。
自らの立場や役割を十分に認識し、やりたいこと、やるべきことを常に考えながら仕事に取り組んでいる方は伸びていきます。
会社は勉強しにくるところではありませんが、そんな方たちは仕事をしながらも自ら学んでいくことをやっている。
学ぶことが受け身ではなく、自発的にということです。
規律を守りながらであれば、伸びている方たちの一挙手一投足を細かく「管理」する必要もないでしょう。彼らの仕事の結果を楽しみにしていればいいはずです。
知識やノウハウも大事です。
そのうえで、やりがいを感じながら仕事を楽しむことができるかどうか。
私たちの役割はそんなスタッフを1人でも多くしていくことだと思います。