2017/03/24
新入社員の皆さんへの期待
平成28年度も残りわずかになりました。いろいろあった1年でしたが、なんとか新年度を迎えることができそうです。
まずは社員をはじめ、関係者の皆様へ心より感謝申し上げます。
新年度といえば新入社員。
平成29年度も新卒の新入社員が数名入社の予定です。
私も社会人としての第一歩に向けてはいろいろと考えてたんだろうと思いますが、
今となってはその期待や不安はぼんやりとしたものとなってしまっていることが
少し寂しくもあります。
入社式に遅れそうになり、人事の方が会場の前で(おそらくイライラされながら)
待っておられたことだけはハッキリと憶えているのですが。
どの企業もあまり変わらないと思いますが、まず彼等を待ち受けているのが
新入社員研修なるものかと。
今回、この29年度から研修体系を少し変えていくことにしました。
これまでは、入社後に短期間の合同研修をおこなった後、直ぐに配属先の
訪問介護事業所へ着任してもらい、メンターを中心とした先輩たちから
現場を教えていってもらうといったものでした。
現場では、出来るだけ早く一人前になってもらいたいということを念頭に
先輩たちによって様々なサポートをおこなってもらっているところです。
順調かどうかは別としても、技能面は少しずつ上達しているようです。
しかしながら、やはり社会人としては1年目。
お客様やご家族或いはスタッフ間のコミュニケーションや、事務的な処理、また
日常の生活管理に至るまで、様々な面でもっと学ぶべきことがまさにテンコ盛り
といったところでしょうか。
先日、入社1年目および2年目のスタッフと面談させてもらいました。
まずは表情も明るさに安心したところですが、いろいろと話を聞いてみると
お客様対応以外にも不安や疑問をたくさん抱えていることがわかりました。
事業所内で聞いてみたいことがあるにもかかわらず、周囲に気を遣うがために
なかなか言い出せないことや、悩んだ時に相談できる同僚が近くには居ない等・・・
我々も反省すべき点がたくさんあるようです。
次年度の新入社員に対して、まずは1カ月以上の期間を本社で預かり、社会人
としての心構えから、マナーやルール、更には専門知識や技能、業務管理に
至るまで、同期と一緒に学んでもらうことにしました。
社外の講師も一部お願いしますが、大半は社内の方々が先生役です。
より多くの先輩たちとかかわってもらいたいし、同期でより強いつながりを
持ってほしいと思っています。
またその後1カ月は、数人ずつチームになってもらい、デイサービスやグループ
ホームなど、訪問介護以外の複数の社内事業所に通い、手伝いをしながらその
現場の雰囲気を経験してもらいます。
その後、約10カ月は教育を担う役割と定めた訪問介護の事業所に配属して
実務を学んでいきます。
ようやく上記の1年を終えて、適性等を判断しながら正式な配属先を決めていきます。
1年後、自信をもって仕事に挑んでいってほしいものです。
更には5年後、10年後、会社を背負っていく立派な人材に育っていってもらえればと
願うばかりです。