2016/09/23
サービス提供責任者研修に参加して

「サービス提供責任者」とは、訪問介護事業所には必ず配置が必要で、依頼が来たお客さまに対しての利用手続きや利用計画を作成したり、ケアマネージャーさんに対しての実績報告や相談といった幅広い業務に携わっている皆さんです。
また、ヘルパーさんの勤務管理もおこないながら、殆どのサービス提供責任者の方は、自らがヘルパーとして担当するお客さまのケアもおこなっています。
まさにプレイングマネージャーといった感じもあって、訪問介護事業所ではなくてはならない重要な役割を担ってもらっています。
当社には、25か所の訪問介護事業所があり、このサービス提供責任者が100名ほどおられ日々忙しくされているところです。
8月から、この方々を対象とした研修会を県内数ヵ所で実施しました。
研修では、法令遵守、コンプライアンスの観点から日頃の記録や書類等の整備についても厳しく指導が
入るとともに、事業所運営面でも、講師の豊富な経験から様々な実例、失敗談等を交えながら非常にわかりやすく講義されていました。
それから、若手育成にも愛情をもって取組んでほしいといった点も強調されていました。
県外から入社してくれた新卒の子たちなんかは、身近に相談する相手もいないんだと・・・
現在、新卒で入社してから10年にも経たずに事業所の管理者として活躍しているスタッフもいます。
きちんと育成、教育することも、質の向上に向けて重要な要素なんです。
しっかりと成長してもらうことが信頼を得ていくことにつながっていきます。
教育は疎かにはできません。
とにかく、サービスの質向上を目的として、とても大事な内容ばかりでした。
当日の講師は社内のベテランマネージャーで、長い間、訪問介護に携わってこられた方でした。
さすがだなと感心するばかり。本当に感謝です。
でも、あまりの力の入れように、お昼休みが終わってから夕方の研修終了時まで、一回もトイレ休憩をとってくれませんでした。すごく熱心だったんで私も話を止めにくかった・・・
終わった後に「いじめ!」と言ったら、「あらっ・・忘れとった」の一言。
まあいろいろありましたが、私にとっても実に有意義な研修会でした。
今後も定期的に開催して、現サービス提供責任者ばかりでなく、次を担ってもらうケアスタッフ達にもどんどん受講していってもらいたいと思いますし、講師を務めることができるスタッフがもっともっと増えていけばと期待しているところです。