2016/08/25
就職は地元志向?
数日前、県内のある大学の教授、および学生さんの就職をサポートされているご担当と話をさせていただく機会がありました。学生さんたちの就職先の話になった時、担当者の方から「うちの学生はほとんどが地元での就職を希望します。親御さんもそのほうが安心される場合が多い・・・」といったことを聞きました。
驚きでした。増える地元志向と、それには親御さんの意向も結構影響しているんだなと。
私自身は、東京や関西など地元以外で就職を希望する学生さんの方が多いと思い込んでました。
私の感覚のほうがおかしかったんでしょうね。
でも、気になったんで、ネットで「就職 地元志向」と検索してみたところ、これまたびっくりで、すごい量の関連記事等が出てきました。
読んでいくと、地元(出身地)での就職を希望する学生さんの割合がものすごく増えているといったものが大半。
中でも一番気になったのは、とにかく「内向き志向」で「変化を求めない」といった学生さんが増えてきているという記載も数多くあったことです。
しばらく前のブログで、今の学生さんたちは30社、40社にエントリーして活動していることに感心したことを書きましたが、もしかすると多くの学生さんは、エントリーの大半が地元企業であるということになるんでしょうか・・・
世の中、ずいぶんと変わってきているんですね、というか昔からそうだったんでしょうか?
自分の勉強不足、認識不足を痛感です。
私の学生時代、大学進学も東京や関西に出て行きたがる同級生も多かったし、私自身も東京に出ました。
単純に「東京には何かがある」と思い込んでいたのかもしれません。
都会に憧れた、ただの田舎者だったのかもしれませんが。
就職は結果的にUターンになりましたが、東京本社の企業も受けましたし、本社所在地とは別の要素で選んでいたようにも思います。
地元志向、出身地に戻ることが悪いということではありませんし、何かにチャレンジする機会はいろんな場所にあるんだろうと思います。今の学生さんは皆そうなんだと、一緒くたに括ってしまうつもりもありません。
でも、地元志向の学生さんが増えている真の理由が何なのかは気になるところです。
経済的な事情、或いは少子化といった影響等もあると思いますが、単純に「内向き志向」で「変化を求めない」学生さんが増えているという理由なのであれば、結構寂しいことなんではと思うのは私だけでしょうか。
うちの小学5年生の娘に聞いてみました。
私:「大学行ってみたい?」
娘:「行ってみた~い!」
私:「どんなことをやってみたい?」
娘:「わからん」
私:「そうやな・・・」
会話終了。